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漫画コマ構成力とその勉強法をメモ

最近というかここ数年、まったく漫画を発表してないんですが、ネームばっかり描いてて自分でだめだししたりしてぶひぶひ。
近々発表したいぶひ('A`)

そんなわてくしですが、僭越ながら、自己開発したネームの勉強方法なんぞをメモ。

青年誌やコア系の漫画雑誌の新人漫画家さんはそうでもないのですが、少年誌系の新人漫画家さんの場合、読みづらい方が多くて、内容はともかく読みづらくて、絵はうまいんですけど10週で打ち切りという悲しい事態が頻繁しています。
もったいないと思います。

で、なぜ読みづらいのかを分析してみるとネームのコツがみえてくるげ。

漫画のコマには大きく分けて自分分類で4種類(5種類)に分類でき。
見せゴマ・説明ゴマ・バストアップゴマ・背景ゴマ。

解説。

○見せゴマ
4段ぶちぬきキャラ全身絵とか。
アクションシーンでここ一番の大ゴマとか。
見開きとか。
「どうらぁうありゃあわれぇぇぇっ!!」など感情あらわにする顔面アップとか。
そゆの。

○説明ゴマ
斜め上構図で、キャラも全身入って背景も描いていて、どこにどの位置にどのキャラがいてということがわかる多少ロング構図のコマ。
背景とキャラ同士の位置関係がわかれば斜め上俯瞰構図でなくても可。

○バストアップゴマ
その名の通り、バストアップもしくは腰から上もしくは顔面だけでセリフがある小~中くらいのコマ。

○背景ゴマ
1物語冒頭・シーン冒頭などに、どの時代、どの場所、どの天候ということを端的に表すコマ。
2間合いや、説明セリフなどに入れるキャラ無し背景だけのコマ。説明セリフに背景コマを入れると重みが出る。

だいたいこの4種類に分けられ。

で読みにくい漫画のコマをひとつひとつこの4種類に分けます。
対比して読みやすい漫画のコマも4種類に分類してみる。
パーセンテージを出します。

すると読みにくい漫画ほど説明ゴマがない~。
もしくは説明コマが印象に残らないほど小さいコマになってしまっている~。
もしくは説明コマ風なんだけど構図が下手で絵で説明できていない~。

特に少年誌系の読みにくい新人さんは、見せゴマばっかりになってしまって、特にアクションシーンなど説明ゴマが一つもないことが多いので、何をやっているのかわからない。

自分もその毛があるのですが('A`)

説明ゴマって描いていて面白くない割にはめんどいし、なるたけ描きたくないのよね。
見せゴマの方が絵描くの楽しいしテンション上がるし。
でも説明コマ重要説。

とはいいましても、漫画のむつかしいところは絶対説明コマがなきゃいけないというわけではないところなのですよ。
5W1Hとよく言われますが、テンポや文脈によっては、2WしかわからなくてもぜんぜんOKという。

特に少女漫画(最近の少女漫画はわからないですが一昔前の少女漫画)は、背景ゴマがなくても、ぜんぜんストーリーが理解できちゃうの。
「今は学校で放課後なのよっ」なんてセリフやト書きで説明しちゃってもいいわけですしね。
そこらへんはむつかしい。

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