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映画「告白」感想 復讐物語の作り方 ネタバレ有り

今更ながら映画「告白」をみました。
賛否両論ある映画ということで気にはなってたんですが、観るの忘れてた。

松たか子さんが教師役で、少年に復讐しつつ最後に「どかーん♪」と言うあれです。
「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督作品です。

いやー面白かったです。
最高でした。
今の少年法をよしとする弁護士さんが観ると激怒しまくるだろうな、という映画でした。

自分は、女子高生コンクリート殺人事件の犯人がシャバに出て結婚もして幸せな人生歩んでる等々、ふざけんな死んで詫びろ、と思っているので、この映画はすかっとしました。

いいお母さん風でありながらの実は復讐の鬼であったという松たか子さんの演技もよかった。
復讐の鬼といっても「ウケケケ」という狂喜じみた演技ではなく、たんたんとcoolに復讐をこなしていく演技がすごかった。

しかし今時これほど完全無欠の復讐物語というのもめずらしいと思いました。

昔は復讐物語もけっこうあったんですが、今はぜんぜんみられず(わしが見てないだけなのかもしれませんが)、なおかつたまに復讐物語があったとしても、最後には復讐する人が日和ってしまって「復讐は悪い行為だった俺が間違っていた」とごめんなさいする物語が多くて萎え。

アニメ版岩窟王とかね。
最後にどんな手段で復讐をはたすのかが復讐物語の最大のカタルシスなのに、最後の最後で日和ってごめんなさいしてしまって、まるで出しそびれたうんこを腹にかかえた気分に。

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